月別: 2012年3月

沖縄にPAC3配備

 田中防衛相は31日、北朝鮮が発射を予告しているミサイルを迎撃するため、地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)を県内に配備することについて沖縄県の仲井真弘多知事と那覇市のホテルで会談し、理解を求めました。

 田中防衛相は「万が一のことがあって破片が落下することに対し、国民の生命、財産を守る活動だ。観光などには影響がないようにしたい」と述べたのに対し、仲井知事は「迅速な準備は助かる。PAC3を使い、危険を排除することは我々の希望だ」と語り、配置を了承したものです。
 田中防衛相はその後、PAC3を配備する石垣、南城、那覇、宮古島の4市の市長らと会談して協力を要請し、4市はいずれも配備を了解しました。

 田中防衛相は26日午前の参院予算委員会集中審議で、北朝鮮が「人工衛星」と称して打ち上げを予告しているミサイルについて「万全の措置を取ることが必要だ。首都圏にも(PAC3を)配備していく」と明言しており、政府も30日午前に安全保障会議(議長・野田首相)を開き、北朝鮮が発射を予告したミサイルが日本の領土や領海に落下する場合、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃する方針を決定。これを受け、田中防衛相は自衛隊に「破壊措置命令」を発令しています。


「維新」比例近畿トップ24%

読売新聞社が近畿2府4県の有権者を対象に行った世論調査によると、次期衆議院選挙の比例近畿ブロックでの投票先を聞いたところ、橋下徹大阪市長が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に投票すると答えた人が24%とトップを占め、近畿圏全域に浸透する勢いを見せていることが判明しました。
2位は自民党で18%。これに民主党10%、公明党5%、みんなの党と共産党各3%と続いています。
府県別でみると、維新は地元の大阪で31%の支持を集め、2位で14%の自民党を大きく引き離したのを始め、和歌山、滋賀、奈良でもトップに立ちました。自民党がトップだったのは京都と兵庫でしたが、ここでも維新が2位に食い込んでいます。一方、民主党は2府4県の全てで維新や自民党を下回り、3位と低迷しています。

調査結果によると、維新の国政進出に期待する人は63%に上っています。ただ、3ヶ月前に大阪市長に就任したばかりの橋下氏については、「衆議院選挙に立候補しない方がよい」と思う人は63%で、「立候補する方がよい」の28%を上回りました。
維新は次期衆院選で全国に300人の候補者を擁立し、200議席獲得を目標に掲げて、46都道府県から2025人が参加する「維新政治塾」を24日に開講。維新の会では、塾生を衆院選の候補者予備軍と位置づけています。


生活「めど立たず」45%

東日本大震災から1年を前に、読売新聞が岩手、宮城、福島県の津波被災地や福島第一原発周辺の42市町村長に行ったアンケートによると、住民の生活再建について、「全くめどが立っていない」が3人、「ほとんど立っていない」が16人で、19人(45%)が「めどが立っていない」と答えたそうです。同じアンケートは震災半年前にも行っており、その時は26人(62%)でした。

「全くめどが立っていない」と回答した3人は、原発事故の警戒区域に全域か一部が入る福島県双葉、富岡、楢葉町。「ほとんど立っていない」と回答した16人の中では碇川豊・岩手県大槌町長が「産業基盤整備が遅れ、雇用の場がない」と語り、佐藤仁・宮城県南三陸町長からは「高台に平らな土地がなく、住宅再建や産業再生の道筋が示せない」と言った声が上がりました。

あれだけの大災害から、わずか1年で目処を立てるのは難しいでしょう。しかも、原発事故の警戒域では尚更です。また「高台に平らな土地がない」と言うのも切実な問題です。震災以降、被災地ではどうしても高台に移転しなければいけない、みたいな事になっていますが、現実的に不可能なら今まで通りの場所に再建、非難に主眼を置いた方がいいでしょう。


海上保安学校、受験者最多

海上保安庁のまとめによると、海上保安官を養成する海上保安学校の今年度秋採用試験の受験者数が約6800人と、過去最多になったそうです。なかでも第3管区海上保安本部(3管)が管轄する自治体の受験者数はほぼ倍増しているとか。不況下での公務員人気というのもあるでしょうが、東日本大震災で海保の活動が関心を集めたとのも大きいと見られます。

同庁によると、採用試験は全国11管区の海上保安部が所在している都市で行われ、2011年度秋採用試験の受験者数は6812人で前年度比15%増加。そのうち3管の保安部が置かれている東京都と横浜・静岡両市は981人で同91%増と、最大の伸びとなりました。
3管人事課によると、採用試験の面接で「震災で、人の役に立ちたいと思った」と志望理由を語る受験者もいるといいますから、最近の若者も捨てたものではありません。2012年度の秋採用試験は12日から各管区の海上保安部で受験案内が配布されると言うことです。

海上保安庁を題材にした「海猿」と言う漫画がヒット、映画化もされて大ヒット。海上保安官への志望者が増加したことがありました。しかし、その後減少していたのですが、東日本大震災の影響でまた増加してきたようです。