月別: 2018年8月

シャープ、白物家電の国内生産から撤退

 シャープは2019年に大阪府八尾市の八尾工場で行っていた冷蔵庫について生産終了し、栃木県矢板市の栃木工場でも液晶テレビの精算を今年中に終了、白物家電の国内生産から完全に撤退するそうです。

 親会社の鴻海精密工業が保有する海外の生産拠点を活用し、コスト競争力を高めるのが狙いです。元々鴻海は電子機器や家電の受託生産するEMS企業として世界最大規模、安く作ることで利益を上げ企業規模を拡大してきました。

 とは言っても、シャープは元々生産拠点の海外移転を進め、八尾工場は白物家電の国内最後の生産拠点で、現在は冷蔵庫しか生産していません。ただし、工場の閉鎖はせず、業務用照明器具はこれまで通り生産を続け、本部機能と研究開発機能も残すとしています。

 栃木工場も物流、及び保守サービスの拠点として残し、両工場の従業員合わせて約2200人は配置転換などを行うことで雇用を維持、人員削減はしないと言う事です。

 シャープは鴻海に買収された後、鴻海の販売網を活用するなどして業績がV字回復。これでまたコスト競争力が高まれば、また業績が伸びるでしょう。