タグ: 福島第一原子力発電所事故

官邸の過剰な介入

 東京電力の福島第一原子力発電所事故を検証する国会の「事故調査委員会」(黒川清委員長)は9日、国会内で会合を開き、調査委員会の野村修也委員(中央大法科大学院教授)は、「官邸関係者から頻繁に電話が入り、場違いな初歩的質問で、現場対応にあたる者が余分な労力を割かれた。官邸の頻繁な介入が、(現場の)指揮命令系統を混乱させた」と指摘し、官邸の対応を厳しく批判。首相官邸による過剰な現場介入が事故対応の妨げとなるとともに、官邸の初動の遅れが住民避難の混乱拡大を招いたと結論づけたと言うことです。

 菅直人総理大臣が直接福島第一原子力発電所の吉田所長へ電話したり、放水車が今どこを走っているか直接連絡させたりしたことを批判しているのでしょう。当然だと思います。現場の指揮系統が麻痺してしまった場合、その上の人間が直接指揮を執ってと言う事はあり得ますが、それでも最低限現場を知っていなければなりません。ついさっきまで現場を全く知らなかった政治家が直接介入して、上手く行くはずがありません。